院長のひとりごと
正常子宮は鶏卵大の60~80gと知られています。
人体のどの臓器でも腫大していれば病的でその機能も正常とは言えません。
子宮だけが特別な考えでいられるのは医学の詳細が解明されていないからだと考えます。
子宮が腫大化しても騒がれないのは、“子宮全摘で治る”との考え方が最善の治療法と考えられているからだと思います。“結婚すれば治る”“出産すれば治る”、“更年期になれば治る”と逃げ言葉で患者さんを住なすのは婦人科医だけではないでしょうか。
患者さんの中には、通院治療すれば正常子宮に戻るとお考えになっている方もいらっしゃるようですが、進行性の病気であり、子宮筋腫の診断をされても病態が頭の中で描かれていないように思われます。
MRI画像を撮り、その画像をご本人に写真なりDVDにして手渡しすれば、治療過程で納得できるものとなります。
年齢は待ってくれません。子宮機能は人生最大のイベントをもたらす重要な臓器、医師も患者さんもその事実を疎かにているように思えてなりません。
現在、治療法として、腹腔鏡下手術、UAE、FUS、ホルモン治療等々、さまざまありますが、子宮が蠕動運動している事実が解明された現在、子宮機能を救うには、病変部分を摘出し、正常大に戻す子宮温存出術でなければならないと考えています。そして、患者さんご自身がこの病気、治療法についてよく勉強し、理解されることが必要かと感じております。
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